感染力が強く、あっという間に集団感染を引き起こしてしまう「ノロウイルス」。


もし、子供がノロウイルスに感染し、吐いたものが衣類に付着してしまった場合、洗濯はどうしたら良いのでしょうか?


ノロウイルスの洗濯方法についてお話ししたいと思います。

ノロウィルスの洗濯方法

そもそも「ノロウイルス」とは?



ノロウイルスとは、急性の胃腸炎を引き起こすウイルスのことを言います。


潜伏期間は1日から3日、発症すると



・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・発熱


などといった症状が現れ、大人でもトイレから出てくることができなくなるほどの苦痛を強いられます。


辛い症状が引き起こされるだけではなく、100個にも満たない少量のウイルスが体内に侵入しただけでも発症するので、あっという間に感染を広げてしまう感染力の強さも恐ろしいものです。


子供はトイレまで我慢できない



ノロウイルスに感染すると、突然猛烈な吐き気に襲われて、トイレに駆け込んでしまう大人も少なくありません。


しかし子供の場合は、トイレまで我慢することができず、その場で吐いてしまうことも多いです。


そのため、洋服・カーペット・シーツなど、身の回りの衣類を汚してしまう可能性も非常に高いです。


そのまま洗濯をしてしまうと…



汚れた衣類は感染源になるので、すぐに洗濯をすることが求められます。


かといって、嘔吐物で汚れた衣類をそのまま洗濯してしまうと、他の家族の洗濯物にもウイルスが付着してしまう恐れがあります。


これでは、家庭内でノロウイルスを広げてしまうことになるので、汚れた衣類をいつも通りに洗濯するのは危険です。



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洗濯機に入れる前に…



では、汚れた衣類はどのように洗濯したら良いのかというと、洗濯機に入れる前に消毒をする必要があります。


適した消毒方法としては、




・次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)に浸ける
・85℃以上の熱湯に1分以上浸ける
・スチームアイロンのスチームを当てる


といった方法があります。


ノロウイルスには、エタノール系消毒液は効果がありませんし、比較的熱にも強いので、塩素系漂白剤か85℃以上の高温が効果的です。


洗濯物に応じた消毒を



塩素系漂白剤を色柄ものに使用すると、色や柄が落ちてしまう場合があります。


また、衣類を傷めてしまう恐れもあるので、色柄ものは高温での消毒がおすすめです。


洗濯方法の流れ



洗濯方法の一連の流れを簡単に表すと、以下の流れになります。




①まずは嘔吐物を拭き取る
②水洗いをする
③消毒をする
④洗濯機に入れる



注意点



汚れた衣類を扱う場合は、マスクと手袋(ビニールかゴム)を必ず着用して、ウイルスを体内に摂り込まないようにしてください。


そして、使用したマスクと手袋はビニール袋に入れ、その上から塩素系漂白剤をかけてしっかりと密閉してください。


また、消毒に使ったタライやバケツなどの消毒も忘れずに行ってください。


流行時期の嘔吐はノロウイルスを疑って



ここまで、ノロウイルスで子供が吐いた場合の洗濯方法についてご紹介させていただきました。


子供というのは元々吐きやすいものであるがゆえに、「ノロウイルスだとは思わなかった」という理由から、知らぬ間に感染を広げてしまうことも少なくありません。


ですから、ノロウイルスが原因でなかったとしても、ノロウイルスの流行時期に子供が嘔吐した場合は、念のために殺菌・消毒を行うようにしたほうが安心です。