妊娠中というのは、元気に生まれてきてほしいがゆえに、ちょっとしたことでも「赤ちゃんは大丈夫なのかな?」と心配になるものです。


では、毎年11月から3月にかけて大流行する「ノロウイルス」はどうなのでしょうか?


妊婦がノロウイルスに感染した場合の胎児への影響について、お話ししたいと思います。

妊婦 ノロウィルス

恐ろしいノロウイルスの症状



ノロウイルスの主な症状は、



・腹痛
・下痢
・吐き気
・嘔吐
・発熱



です。


人によって症状の現れ方は様々なのですが、ノロウイルスに感染すると、トイレから出てこられなくなるほどの激しい嘔吐や下痢の症状が現れる方も多いです。


中には、嘔吐と下痢の症状が同時に現れて、ビニール袋を持ってトイレに座らないといけなくなる場合もあるようです。



ノロウイルスの胎児への影響は?



これだけの激しい症状に襲われるノロウイルス、もしも妊娠中に感染したら、「胎児に何らかの影響があってもおかしくない」と考える方が多いはずです。


基本的には、ノロウイルスの胎児への影響はほとんどありません。


ただ、これは「先天性異常が現れる可能性があるかどうか」の話です。


ノロウイルスに感染したことで、母体が脱水状態に陥った場合は話は別です。


母体の脱水状態が及ぼす胎児への影響



つわりによる嘔吐が激しい場合にも言えることなのですが、嘔吐や下痢の影響で母体が脱水状態に陥ってしまうと、血液循環が悪くなります。


そのため、羊水の量が減少し、胎児に十分な栄養を送ることができなくなる可能性があります。


流産・早産のリスクも否定できない



他の影響としては、流産や早産のリスクが上がる可能性があります。


ノロウイルスの感染によって動きが活発化した腸が、子宮を刺激する場合があるからです。


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ノロウイルスに感染した時は…



ノロウイルスには特効薬がないため、ウイルスを身体の外に出してしまう以外に治す方法がありません。


脱水に注意しながら、症状が回復するまでは休養しましょう。


感染時の水分補給



水分補給には、常温にしたスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。


嘔吐や吐き気が続いている間は、水分補給が嘔吐を促してしまうこともあるので、水分補給は少しずつ行うようにすると良いでしょう。


くれぐれも、炭酸飲料などの刺激が強い飲み物は飲まないようにしてください。


食事を再開する場合



嘔吐の症状が激しい場合は絶食がおすすめですが、落ち着いてきたら少しずつ食事を再開させます。


最初はお粥・スープ・ゼリーなど、消化に良い食べ物を少しずつ食べましょう。


いきなり普通の食事に戻したり食べ過ぎたりしてしまうと、弱った胃腸がびっくりしてしまうので気を付けてください。



医療機関は受診するべき?



ノロウイルスには特効薬がなく、受診したとしても対症療法を行うしか方法がありません。


また、ウイルスが出て行ってしまえば自然に良くなるので、基本的には医療機関を受診しなくても問題はありません。


医療機関を受診する場合は、他の妊婦さんに感染を広げてしまっては大変なので、あらかじめかかりつけの産婦人科に連絡をしておき、適切な判断を仰いでください。


感染しないのが一番!



ここまで、妊婦がノロウイルスに感染した場合の胎児への影響についてお話しさせていただきました。


大きな悪影響を及ぼす心配はほとんどありませんが、やはり「ノロウイルスに感染しない」というのが一番です。


手洗いとマスク着用、食品はしっかりと加熱するなどの対策をして、ノロウイルスから自分の身を守りましょう。


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