以前、神道の香典マナーについて、ご紹介いたしました。

今回は、知らない方も多いであろうキリスト教の香典の表書きの書き方や、相場についてご紹介いたします♪

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キリスト教について



まずは、キリスト教について、少しご紹介をいたします。

とは言っても、キリスト教に関しては、皆様ご存知かと思います。

有名な話では、イエス・キリストが、神の国の福音(ふくいん)を説き、
罪ある人々を救済するために、自ら十字架にかけられ、
復活をした
と言われています。

キリスト関連の行事

イエス・キリストが復活した日を祝う、復活祭というものがあります。

イースターがその復活祭ですね。

また、イエス・キリストの降誕祭としては、12月25日に行われる、
クリスマスになります。

正確には、イエス・キリストの誕生日は知られていませんが、
冬至の祭りが、キリスト教に取り入れられたためと考えられています。

今ではクリスマスでお馴染みの、クリスマスツリーや、
サンタクロースといったものは、キリスト教が布教するにあたり、
その土地の習慣などを取り込んでいったからとされています。

他にも、結婚式やバレンタイデーなんかも、
キリスト教と関わりがあるとされています。

日本でも知られているイベントの中に、
意外とキリスト教関連のものが、多くあるのかもしれません。

仏教とキリスト教の違い


宗教にあまり関心を抱かない方が、多くいらっしゃると思います。

そんな中で疑問に思うのが、仏教とキリスト教って何が違うの?という疑問です。

一言でいうとすると、世界観が異なります。

仏教では、死後輪廻を繰り返すものとされ、キリスト教では、
神様が、善人に対しては、永遠の命を、
悪人に対しては、地獄を
与えるとされています。

地獄や煉獄などに堕ちた場合、輪廻はなく、
いわゆる、生まれ変わるという概念が存在しないことになります。

さらに、仏教では、修行をすることで救われるとされていますが、
キリスト教では、全て神の導きによるものとされています。

簡単にいうとすれば、諦めずに努力をするか、
神頼みになるかといったところでしょうか。

仏教もキリスト教も、それぞれの宗派によって、
考え方が違う部分もありますので、一口に全てがそうとは限りません。

あくまでも、私感になりますので、ご了承ください

香典について



それでは本題の、キリスト教の香典についてご紹介いたします。

キリスト教では、香典と呼ばない?

仏教などでは馴染みのある香典ですが、実はキリスト教においては、
香典とは呼びません

では、なんと呼ぶのでしょうか?

キリスト教ではそもそも、お香を供えるという文化がありません

ですので、香典という考え方もないんです。

そのため、香典ではなく、
弔慰金(ちょういきん)」というふうに呼ばれます。

弔慰金とは
弔慰金とは、死者を弔い、遺族を慰めるという趣旨で贈与されるお金のことです。

香典とは異なり、公的機関や企業などから、まとまった金額のものを支払われるものを指します。

また、募金によって基金を集めて支給されることもあるそうです。

供物をお供えしない

香典関連と同じく、供物として食べ物をお供えする事もないようです。

キリスト教でお供えされるのは、供花のみになります。

ですので、葬儀やお通夜などに訳あって出れず、
ご自宅に、直接弔慰金をお届けする場合は、キリスト教用の花束と弔慰金、
ご遺族の方への手土産的なもののみ
になります。

あくまで故人に捧げるのではなく、皆さんでどうぞという形になります。

お花に関しては、お花屋さんに「キリスト教用の花束を作ってください
と言えば作っていただけるようです。

また、造花ではなく、生花のみとなりますので、ご注意ください。

人によっては、生花ではなく、造花の方が良いという方もいらっしゃいますので、
その際は、遺族の意向に沿うようにしてあげると、良いかもしれません。

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相場


キリスト教の弔慰金(香典)の相場に関してですが、
こちらは仏教の相場と同じです。

故人との関係        相場


親             5万円


兄弟姉妹          3万円


祖父母           2万円


親戚            1万円


友人やその家族       5千円


近所の人          5千円


上司や同僚その家族     5千円


取引先           1万円

(大体の相場になりますので、以前と表記が異なる場合もございます。)

基本的な金額はあまり変わりません。

こちらも、不吉な数字を表す金額は避けるようにしましょう

表書きと袋の種類


表書きに関しては、宗派によって変わってきます。

カトリック
まずは、カトリックの場合です。

カトリックでは、「御ミサ料」と記入します。

御霊前」でも大丈夫なのですが、正式なものではないので、
相手がカトリックとわかる場合は、「御ミサ料」と記入しましょう

プロテスタント

続いて、プロテスタントの場合です。

プロテスタントでは、「御花料」と記入します。

「御霊前」と記入するのは、プロテスタントでは認められていないので、
気をつけましょう。

予め、宗派を確認するようにすると、いいかもしれません。

複数人での場合

弔慰金を、複数人でまとめてお渡しをする場合の名前の記入方法ですが、
3名までであれば、3名分の名前をフルネームで記入します。

4人以上の場合においては、「○○一同」というふうに、
団体名を記入し、別紙に全員のフルネームを書いて、
中包みの中に同封します


複数人での場合、金額は他の方とご相談すると良いでしょう。

袋の種類

袋の種類に関しては、カトリックとプロテスタントの
どちらも共通になります。

白百合もしくは、十字架のついたキリスト教専用のものを、
選びましょう。

場所によっては、取り扱いをしていない店舗もございます

その際は、以前ご紹介した、白地に無地の袋を使うようにしましょう。

水引について
水引についてなのですが、
キリスト教の弔慰金で、水引は使用しません

宗教が分からず、白色の無地の袋に、表書きを「御霊前」とする場合であれば、
黒と白のものか、銀色のものを使用しましょう。

やはり、1番いいのは、予め宗教や宗派を知っておく事ですので、
事前に連絡が取れるようであれば、確認をしましょう。

最後に


今回は、キリスト教の香典についてご紹介をいたしました。

なんの疑問もなく、香典と思っていましたが、
キリスト教では香典とは言わないと、
初めて知った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

お恥ずかしい話、私もずっと、香典だと思っておりました(^_^;)

また、今までご紹介した中でも度々出ておりますが、
宗教によって、それぞれ使用する香典袋の種類が異なります

仏教用のものを、キリスト教の葬儀で使用したり、
キリスト教のものを、神道の葬儀で使用したりすることのないように

十分に気をつけましょう。

こちらに関しては、それぞれの宗教において、
マナー違反となってしまいます。

宗教がわからない場合は、無難に白い無地の香典袋に、
「御霊前」と記入したものを使用
するようにしましょう。

また、キリスト教のお葬式やお通夜などでは、数珠は使用しません

もし、キリスト教の方の葬儀などに参列することになったら、
数珠は持って行かなくて大丈夫です。

キリスト教で合っているかわからない場合は、
数珠はカバンの中に入れておき、
キリスト教だった場合はカバンの中にしまったままにしましょう。

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