愛する我が子の、産まれて初めての誕生日。

記念になるような事や、我が子の為になりそうな事って、何があるのかしら?

今回は、そんな記念すべき1歳の誕生日に行う風習を、ご紹介します。

子供

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初めての誕生日


ケーキ
産まれてから1年という、大変おめでたい愛する我が子の誕生日。

近年では、レストランなどの会場を利用して、親戚や仲の良い友人を招いたり、
家族写真として残したりする事が多いと思います。

更には、携帯電話やスマートフォン、ビデオカメラやデジカメといった機器を利用して、
ムービーやスナップ写真を残すご家庭が増えています。

他にも、記念に手型や足型を残す方もいらっしゃいます。

その際には、粘土を利用したり、絵の具や朱肉を利用したりして、
色紙などに捺してみたりと、様々な工夫がされています。

最近では、手型・足型用のインクなどが販売されているそうです。

絵の具や朱肉は物によって、お子様に悪影響になるものもあるので、十分にご注意ください

取った手型や足型を、アート風にデコレーションした物などが話題となっています。

しかし、それは化学の進展のおかげでできる事です。

では、昔のお祝い方法ってどんなことがあったのでしょうか?

毎年の誕生日のお祝いは昔はされてなかった


今となっては、毎年の誕生日のお祝いは当たり前となっていますが、
昔は、毎年の誕生祝いは無かったそうです

その代わり、子供が産まれ、1年目の誕生日だけ特別な誕生祝いとして、
お餅を使ったお祝いをしていたそうです。

このお餅を一般的に、一升餅(いっしょうもち)といいます。

なぜ一升なのかというと、人生の一生とお餅の一升をかけて、

一生丸く(円満に)、長生きできるように
一生食べ物に困らないように

などといった願いが込められています。

昔は一升もなく、お餅を丸めた物を使用していたそうで、誕生餅と呼ばれていたそうです。

子供が早く丈夫に成長するように、神様との結びつきを強めよう。という願いから、
お餅をつくところが多かったそうです。

一升餅


一升餅とは、
一般的に、一升分の量(10合分・約2kg)のもち米から作られたお餅を丸めた物の事です。

これを1つに丸めた物や、地域によっては2つや3つに丸めて重ねた物、
白蛇に見立ててとぐろを巻かせた物など、様々な形状があるようです。

古くから、正月や一歳の誕生日、還暦等の節目の祝いや、
建前(上棟式)等の祝い事に多く用いられてきました。

丸い事から、三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」に見立て、
鏡餅」とも言うそうです。

和菓子屋さんなどでは、一升餅と言えば作ってくれるところもあります。

最近では、インターネットでの販売をしているところもあります。

お祝い事にはお餅は付き物


なぜお祝い事にお餅が使われるのでしょうか?

それは、古くからお米には、特別な力が宿るとされているからです。

お餅は、そのお米の仲間であるもち米を凝縮していることから、
新しい生命を更新・再生する特殊な霊力が含まれる。と信じられてきました。

そしてそのお餅を食べる事により、霊力が体内に宿る。と信じられてきたのだそうです。

さらに、「豊後国風土記(ぶんごのくにふどき)」や、
山城国風土記(やましろこくふうどき)」といった書物の中に、

的の代わりに餅を弓矢で射たら、餅が白鳥になって飛び去り、矢を射た長者が貧乏になった。

という話が記されています。

このことから、お餅が神聖なものと考えられていたようです。

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初誕生祝いの種類


誕生日パーティー
現代では、レストランなどのお店でのお祝いが多いですが、
昔はやはり、自宅近辺で行うのが一般的だったようです。

その中でも、お餅を使った1歳のお祝いの種類は様々あります。

背負い餅転び餅(転ばせ餅)踏み餅(餅踏み)立ち餅、といったものがあります。

お餅以外にも、選び取りと呼ばれる、将来占いなどがあるそうです。

地域によって様々ですが、全国的に背負うタイプが多いようです。

背負い餅


背負い餅はお餅を風呂敷に包み、背負うタイプのお祝い方式です。

転び餅(転ばせ餅)と呼ばれる事もあります。

近年では、風呂敷よりもリュックサックを使用した背負い餅が多いそうです。

風呂敷に包んだ一升餅を子供に背負わせて、子供が背負い立てない姿、
転ぶ姿を将来への夢や希望の願いを込めて見守る行事です。

これは、人の一生の重さを感じさせるための行事だとも言われています。

一升餅を背負って「歩ければおめでたい」とされる地域と、
逆に「転んだ方がおめでたい」とされる地域に分かれるそうです。

「歩ければおめでたい」とされるのは、
困難に立ち向かっていける」などの理由で喜ばれるのはわかりますが、
「転んだ方がおめでたい」とされるのはなぜなのでしょうか?

転ばずに歩けた場合、「早くに家を出て行ってしまう」とか
親元から遠く離れた土地に行ってしまう」とされるそうです。

ですので、将来そうなってしまわないように、わざと転ばせる地域もあります。

つつくフリをして驚かせたり、
他の子供に小さく丸めたお餅をおしりなどにぶつけさせる伝統もあるそうです。

もしこれで転ばなければ、それはそれで丈夫に育つと言われているので、
どちらにしてもおめでたいようです。

ですが、やはり転ぶと怪我の恐れがあります。

背負い餅をやってみようと思われている方は、
転んでも大丈夫なよう、事前に準備をしておく必要がありそうです。

また、他のお子様にお餅を投げさせるとなると、
どうしても力加減がわからずにやりすぎてしまう恐れがあります。

参加されるお子様にも前もって注意を促す必要がありますので、
十分にお気を付けください。

踏み餅(餅踏み)


踏み餅は、お餅を踏むタイプのお祝い方式です。

立ち餅・立ったら餅と呼ばれる事もあります。

一升餅を大地になぞらえ、子供に草鞋(わらじ)を履かせてお餅の上に立たせる行事です。

これは、「地に足をつけてしっかりと歩いて行けるように」とか
足腰の強い人間になるように」といった願いが込められています。

地域によっては、草鞋ではなく素足で行うところもあるそうです。

また、地域によっては、背負い餅を先にやってから踏み餅をするなど、
複合される事もあるようです。

背負うことが無理であれば、お餅に立たせる。

という感じで、臨機応変に行う地域もあるそうです。

こちらも、バランスを崩して転んでしまう恐れがありますので、
十分にご注意ください。

選び取り


選び取りとは、子供の将来を占う行事です。

子供の前にいくつか物を置き、
子供が興味を示して手に取った物で将来の職業や才能を占います。

例えば、

・そろばんや電卓といった計算できる物を選んだ場合、商売の才能
・筆や鉛筆といった文房具類を選んだ場合、芸術や物書きの才能

といったような感じです。

現在では親の遊び心から、野球ボールやサッカーボール辞書や調理器具などといった物まで、
両親の好みの物を追加して置くケースも多いようです。

そうなると、マイクを選んだらアイドル!みたいなパターンも出てきそうですね(笑)

この選び取りの行事は、他の行事と並行して行われる地域もあるようです。

お餅を背負わせた状態のまま選び取りを行ったり、
踏み餅を行った後に選び取りを行なったりするような感じですね。

小さいうちから、何に興味を示すのかがわかると、その後の子育てにも役立てると思うので、
是非やってみてはいかがでしょうか。

最後に


1歳のお誕生日のお祝いについて、ご紹介させていただきました。

今と昔では、お誕生日のお祝いの仕方も、だいぶ変わって来ていますね。

最近では、格式張った事を嫌う方が増えてきていますが、
こういった風習を知ることで、少しは興味を持って頂ければ嬉しいです。

風習を重んじることは、とても良い事だと思います。

しかし、行き過ぎた行為は大変危険ですので、くれぐれもご注意ください

良識の範囲内で、楽しくお子様の1歳のお誕生日を、お祝いしましょう。

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