耳をきれいにするために行う「耳かき」


耳かきそのものもなんだか気持ちの良いものですが、耳垢がごっそり取れるとスッキリしますよね。


でも、耳かき棒を奥に入れすぎて「痛い!」となったり、耳垢をきれいに取り除くことができなかったりすると、もやもやした気持ちになるのではないでしょうか?


そこで今回は、簡単な耳かきのコツとして、ごっそり取れて気持ち良い、そして痛くないプロ級の耳かきのやり方をご紹介します。


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耳垢の正体



クエスチョンマーク-素材13

「そもそも耳垢って何なの?」と、疑問に感じている方も多いはず。


耳垢の正体、それは「空気中のホコリ」や「ターンオーバーによって剥がれ落ちた耳の中の皮膚」などが、「耳垢腺」と呼ばれる部分から分泌される分泌液と混ざり合ったものです。


この耳垢腺は、ちょうど耳垢が溜まる部分を含めた耳の穴の通路である「外耳道」にあります。


耳垢にはちゃんと役割がある!



汚いようにも感じられる耳垢ですが、実はちゃんと役割があります



適度な潤いを与える
耳の中の皮膚を保護する
耳の中に入ってくるゴミや小さな虫などを吸着する
「リゾチーム」という抗菌作用のある物質が細菌の繁殖を抑制する



このように、私たちにとって大事な耳を守る役割を果たしているのです。


そしてこの耳垢は、外耳道による「自浄作用」によってベルトコンベヤーのように耳の穴の入り口に向かって運ばれていくので、間違った耳かきで奥に押し込まない限り、耳垢が奥に溜まることはありません


あなたの耳垢のタイプは?



耳かきのやり方というのは、その人の耳垢のタイプによって微妙に変わってきます。


ですから、プロ級の耳かきをする前に、まずは皆さん自身の耳垢のタイプを見極める必要があります。


日本人の耳垢のタイプは、2種類に分けることができます。



耳垢が乾燥していてカサカサしている「ドライタイプ(乾性耳垢)」
耳垢に湿り気があってベタベタしている「ウェットタイプ(湿性耳垢)」


に、それぞれ該当します。


日本人の中の割合はドライタイプが8~9割ウェットタイプが1~2割だそうですが、世界的に見るとウェットタイプの方が多いそうです。


耳かきグッズの種類



「耳かきグッズの種類」というのも、プロ級の耳かきをする前に知っておく必要があります


一言に耳かきグッズといっても、次のような種類があります。


綿棒



こちらは耳かきグッズの定番アイテムですね。


綿が柔らかいので耳の中を傷つける心配が少なく、その上耳垢をキレイに取り除くことができます。


へら型



こちらも定番の耳かきグッズであり、昔から使われてきたなじみのある耳かきグッズです。


棒の先端が小さなへら状になっていて、そのへらの部分で耳垢を掻き取ります。


竹・金属・プラスチック・シリコンなど、様々な質感のものがあります。


ワイヤー型



先端部分が曲がったワイヤーでできている耳かきグッズです。


ワイヤーが耳垢を絡め取る仕組みになっており、ワイヤーが1つのものもあれば、3つ連なっているものもあります。


コイル型



「スクリュー型」「らせん型」とも言いますが、先端部分がコイル状になっている耳かきグッズです。


耳の穴の中でくるくる回すことで耳垢を絡め取ることができます


吸引型



専用の機械を使い、耳垢を吸引する形で取り除くことができる耳かきグッズです。


家庭用のものなので吸引力は少々劣りますが、サッと耳かきができるので、耳かきを嫌がる小さな子供の耳かきグッズとして重宝されています。


イヤースコープ型



耳の穴をカメラで見ながら耳かきをすることができる、画期的な耳かきグッズです。


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耳かきのコツとやり方



耳

ではここからは、耳かきのコツとやり方についてご紹介していきます。


ドライタイプの耳垢とウェットタイプの耳垢とでは、ちょっとだけやり方が変わってくるので、耳垢のタイプ別にご紹介させていただきます。


ドライタイプの耳かきのやり方



ドライタイプの耳かきに使用するのは「綿棒」がオススメです。


慣れてきたらへら型の耳かき棒でも大丈夫ですが、慣れてコツを掴むまでは綿棒で行いましょう。


まずは乾燥した耳垢を取り除きやすくするために、耳の中を少しだけ湿らせて、耳垢をふやかします。


わざわざ湿らせるのが面倒な場合は、お風呂上がりに耳かきをすると耳の中が湿っているのでオススメです。


耳垢をふやかしたら、耳を後ろにちょっとだけ引っ張って耳の穴を広げ、耳の穴の中にまっすぐ綿棒を入れます


入れる場所は耳の穴から1㎝以内で大丈夫です。


それから、綿棒をくるくると回しながら手前に向かって動かします


この流れを何度か繰り返すことで、耳垢をごっそりと取り除くことができます。


最後は、綿棒の使っていないほうで耳の中の湿り気を拭き取って終わりです。


ウェットタイプの耳かきのやり方



ウェットタイプの耳かきに使用するのは「へら型の耳かき棒」がオススメです。


まずは、ドライタイプの場合と同じ要領で耳の穴を広げ耳かき棒を耳の穴にまっすぐ入れます


1㎝以内の場所で止め、奥から手前に優しく耳垢を掻き出します


このようなやり方はNG!



 頭の上でバツを作る日本人女性

次のような耳かきのやり方は、痛みを感じるだけではなく耳の病気を引き起こす可能性があるので気を付けてください。


綿棒や耳かき棒を奥まで入れる



「ちゃんとキレイに耳垢を取り除きたい」といって、綿棒や耳かき棒を奥まで入れる方もいると思うのですが、これはNGです。


不快な痛みを伴いますし、耳垢がさらに奥に押し込まれてしまう可能性があります。


耳垢は耳の穴の入り口から1㎝以内に溜まるもので、それよりも奥に溜まることはないので、綿棒や耳かき棒を奥まで押し込まないようにしてください。


外耳道(耳の中の壁)を傷つけない



こちらもやはり、「キレイに耳垢を取り除きたい」という理由からやりがちなのですが、外耳道に「綿棒を押し付ける」「耳かき棒をこすりつける」といった行為はNGです。


外耳道が傷づいて、炎症が起こる可能性があります。


頻繁に耳かきをしない



耳かきの気持ち良さが病みつきになって、頻繁に耳かきをしている方もいると思うのですが、頻繁にするのはNGです。


頻繁に耳かきをすることで外耳道が傷つき、炎症が起こる可能性があります。


そもそも耳垢というのは、それほどすぐに溜まってしまうものではないので、耳かきの頻度は月1~2回程度を目安に行いましょう。


家族で使いまわしをしない



使い捨ての綿棒であれば使いまわしする可能性はないと思いますが、その他の耳かきグッズを家族で使いまわしするのはNGです。


道具を不衛生なまま使いまわすと感染性の外耳炎・中耳炎・皮膚炎等の炎症や血液感染する感染症を媒介する危険がある



※「ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%B3%E3%81%8B%E3%81%8D%E5%B0%82%E9%96%80%E5%BA%97)」より引用


基本的に耳かきグッズは、歯ブラシと同じように「自分専用」のものを持つのが望ましいです。


耳かきのし過ぎによって引き起こされる耳の病気



「気持ち良いから」といって耳かきをし過ぎるのも、前述している通りNGです。


耳かきのし過ぎによって、次のような耳の病気が引き起こされる可能性があります。



耳垢塞栓
外耳炎
外耳道湿疹
外耳道真菌症
悪性外耳道炎



くれぐれも耳かきのし過ぎには気を付けてください


これからの耳かきはもっと気持ち良いかも!



「耳かきのコツ」ということで、ごっそり取れて気持ち良い、そして痛くないプロ級の耳かきのやり方についてご紹介させていただきました。


これからはもっと気持ち良く耳かきができるようになると思いますし、耳の病気のリスクを下げることもできます。


是非参考になさってください。


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