皆さんは、「親知らずが生えない場合がある」ということをご存知でしょうか?


「親知らずは必ず生えるもの」というイメージが強いので、だからこそ親知らずが生えない人は、「大丈夫なのかな?」と心配になってくると思います。


また、親知らずが生えたとしても「抜いた方が良いのか」「抜かない場合はどのようなケアをやるべきなのか」といった悩みも出てくると思います。


そこで、今回は「親知らずと年齢の関係」ということで、親知らずが生えない人についての解説、そして生えてきた人がやるべき3つのポイントについてご紹介します。


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親知らずとは?



顔のある歯

親知らずとは、上下左右の一番奥に1本ずつ全部で4本生えてくる歯のことを言います。


「親知らず」という呼び名の他に、



◇智歯
◇知恵歯
◇18歳臼歯
◇上顎第三大臼歯(上の親知らず)
◇下顎第三大臼歯(下の親知らず)


といった呼び名があります。


正式名称となるのは、「上顎第三臼歯」「下顎第三臼歯」です。


前から数えて8番目に生えてくる歯であることから、「8番」と略して呼ばれることもあります。


親知らずはいつ頃生えてくるもの?



親知らずが生えてくる時期は、一般的には10代後半から20代の間と言われています。


ただ、中には30~40代という年齢になってから生えてくる方もいるようで、生えてくる時期には個人差があります。


「親知らず」という呼び名からも時期が読み取れる!



「親知らず」という呼び名からも、生えてくる時期が読み取れます。


親知らずという名前には、



◇子供が自立していて、「生えてきたことを親が知らない」
◇親知らずが生えてくる頃には親が亡くなっていて、「生えてきたことを親が知らない」



という2つの説があるようです。


このような呼び名で呼ばれていることも納得できますね。


生えてこない人もいる!



「生えてくるのが当たり前」と思われている親知らずですが、生えてこない方もいます


先ほどお話しした通り、30~40代になってから生えてくる場合もあるので、「私には親知らずが生えてこないんだな」と思っていた矢先に生えてくることもありえます


1本も生えてこない場合もあれば、1~3本しか生えてこないために、4本の親知らずが全て生えそろわない場合もあります。


親知らずが生えない方の割合は4人に1人


つまり25%の方は、親知らずが1本も生えていなかったり、4本生えそろっていなかったりしているということです。


親知らずが生えないのは異常?



考え込む女性

では、「親知らずが生えないのは異常なことなのか」というと、そうではありません


現代人であるがゆえの「体の変化」によるものと考えられています。


現代人は柔らかいものを食べる機会が多いために顎が発達せず親知らずの必要性がなくなっていることから、体がそのように変化してきているようです。


ですから、親知らずが生えないからといって異常があるわけではないので、心配する必要はありません。


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親知らずは抜くべき?



「親知らずは抜いたほうが良いもの」というイメージが強い方も多いはず。


では、親知らずは抜くべきなのかというと、必ずしも抜かなければならないものではありません


生え方が正常であり、噛んだ時に上下の親知らずがしっかりとかみ合っている場合抜かなくても問題ありません。


親知らずを抜いたほうが良い場合



正常な生え方をしておらず、今後悪影響が出る恐れがある場合は、親知らずを抜いたほうが良いです。


例えば、



◇斜め向きに生えている
◇横向き(水平)に倒れた状態で生えている
◇横向きの状態で歯茎の中に埋もれている


といった場合は、今後周りの歯や歯茎に影響を与えたり、ケアが難しいために虫歯になったりする恐れがあるので、親知らずを抜くことを勧められることが多いようです。


基本的には、生え始めてから早いうちに抜いたほうが、年齢的にも傷の治りが早いのでオススメです。


また、骨との一体化も進んでいないので抜きやすいというメリットもあるので、平均的な年齢で生えてきた場合は、20代のうちに抜いてしまったほうが良いでしょう。


抜かないほうが良い場合も!



正常な生え方をしている以外にも、親知らずを抜かないほうが良い場合もあります



【全身疾患がある】
糖尿病・心臓病・骨粗しょう症・高血圧といった全身疾患がある場合、抜歯のために一定期間投薬治療を中止しなければならないため


【抜歯が逆効果になる可能性がある】
30~40代になると、抜歯による傷の治りが遅くなったり、逆に歯周病のリスクが上がったりして、周りの歯や歯茎に影響を与える可能性があるため


【状況が変わらない】
親知らずを抜いても抜かなくても、特に状況が変わらないことが見込まれるため


【骨と一体化している】
長く放置したことで骨と一体化していると、抜歯が困難になる可能性があるため



といった場合は、「親知らずを抜かない」という判断が下されることもあります。


親知らずが生えてきた人がやるべき3つのポイント



「3」を示す外国の女の子

①歯磨きをしっかりと行う



親知らずは一番奥にあるため、どうしても歯ブラシが届きにくく、その結果食べカスが溜まりやすくなります


そしてこの食べカスによって虫歯へと発展するケースも少なくありません。


虫歯は、虫歯菌が出す「酸」によって歯が溶かされてしまう病気です。
歯に付着するプラーク(歯垢)には大量の虫歯菌が棲み着いており、この虫歯菌が食べかすに含まれる糖分をエサとして「酸」を生み出すことで、健康な歯が虫歯になってしまいます。


「かずデンタルクリニック鳩ケ谷(http://kazudc-hatogaya.com/caries.html)」より引用


ですから、歯ブラシが届きにくくて大変かもしれませんが、歯ブラシが親知らずにしっかりと届いているか確認しながら磨きましょう


部分磨きができるヘッド(ブラシの部分)が小さい歯ブラシあるので、そういった歯ブラシのほうが親知らずまでしっかりと磨くことができるのでオススメです。


また、歯間ブラシの使用もオススメです。


そして、歯磨き後の仕上げや食事の後には、マウスウォッシュで口の中をキレイに洗浄しましょう。


食べカスをキレイにすることで、食べカスが詰まることによる炎症も予防することができます


②夜遅くに食事や間食をしない



夜眠っている間というのは、「唾液」の分泌量が減ります


唾液には「抗菌・殺菌作用」があるので、眠っている間は口の中で雑菌が繁殖しやすくなります。


また唾液には、虫歯菌が食べカスを分解する時に発生させる酸によって酸性に傾いてしまった口の中を中和し、正常な状態へと戻す役割を果たしています。


夜遅くに食事や間食をすることで、十分な唾液の働きを受けることができなくなるので、どうしても虫歯になりやすくなります


丁寧なブラッシングをすれば大丈夫ですが、できれば唾液の分泌量が減る直前に食事や間食をするのは避けたほうが無難です。


③定期的に歯医者に行く



親知らずが一番奥に生えている以上、虫歯になっていることに気が付きにくいものです。


そのため、ある程度進行して痛みが出てきてから慌てて歯医者に行き、虫歯が発覚するケースも少なくありません。


進行すればするほど虫歯の治療は大掛かりなものになりますし、一番奥に生えている親知らずであればなおさら大変です。


ですが、定期的に歯医者に行き虫歯になっていることに早い段階で気づくことができれば、虫歯の治療も大掛かりなものではなくなります


また、磨き残しによる歯垢を取ってもらうこともできるので、虫歯や歯周病などの予防もできますし、歯磨きに関するアドバイスをしてもらうこともできます


虫歯や歯周病にならないようにケアを!



親知らずが生えない人についての解説、そして生えてきた人がやるべき3つのポイントについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?


意外と知らずにいたこと、多かったのではないでしょうか。


親知らずが生えない場合はそのままで大丈夫ですし、親知らずが生えてきた場合は抜歯をするか、抜歯をしない場合は虫歯や歯周病などにならないようにケアをしましょう。


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