寒い時期になると、「暖房器具」は欠かせませんよね。


一言に「暖房器具」と言っても様々な暖房器具がありますが、「節電」が叫ばれている今、電気を使わない「暖炉」「薪ストーブ」「ガスストーブ」のいずれかの導入を検討している方も多いはず。


ただ、どの暖房器具を取り入れるにしても、それぞれの暖房器具のメリットとデメリットを把握し、「違いはどこにあるのか」ということを念頭に置いて選ぶようにする必要があります。


今回は、導入を検討している方が多い、暖炉・薪ストーブ・ガスストーブの違いを、それぞれのメリットとデメリットを挙げて解説したいと思います。


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暖炉とは?



暖炉

暖炉とは、薪や石炭などを燃やして室内を暖める暖房器具のことを言います。


暖房器具の1つではあるものの、どちらかというと「室内で焚き火を楽しむ」という、趣味や娯楽に近い感覚で設置されることが多い設備でもあります。


耐火性のあるレンガや石材などで作られており、壁に埋め込まれていて建物と一体化しているものが多いです。


焚き口に扉がなく煙は煙突を使って建物の外に排出されます。


見た目がオシャレでインテリア性があるため、暖房器具としてではなく、部屋の装飾として設置されることもあります。


暖炉のメリットとデメリット



インテリア性が高くてオシャレな暖炉ですが、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?


メリット




◇燃え盛る炎と薪の音を楽しむことができる
◇ぬくもりを感じることができる
◇暖炉があるだけで空間そのものがオシャレになる
◇家族が自然と集まってくるので、一家団欒の場として活躍してくれる



どちらかというと現代では、「暖房器具として使用する」というより、「目で見て楽しむ」という要素のほうが強いですね。


こちらの動画を見ていただければわかるかと思うのですが、暖炉の映像と音は「癒し効果」も高いです。


◇【話題】 癒しの映像 暖炉 2 ◇




デメリット




◇熱効率があまり良くない(あまり暖かくない)
◇エネルギーの9割が煙突から出て行ってしまっている
◇人体に有害な煙が発生するため、環境に良くない(暖炉の使用を禁止されている地域もある)
◇暖炉・煙突の設置に100万円程度の費用がかかる
◇薪や石炭などの燃料が必要になる
◇燃料がなかなか手に入らない可能性がある
◇燃料を保管しておくスペースが必要になる



これらのデメリットを改善するために、最近では熱効率を良くした暖炉や、薪や石炭を使用せず、ガス・電気などを使って室内を暖める暖炉風の暖房器具なども登場しています。


薪ストーブとは?



薪ストーブ

薪ストーブとは、その名の通り薪を燃やしてその熱で室内を暖める暖房器具のことを言います。


ストーブ本体は箱型で、扉が付いています


給気口から取り込んだ空気を使って薪を燃やし、その煙は外へつながった煙突から排出されます。


北海道をはじめとする山間部の建物で見かけることが多く、都会ではあまり見かけることはありません


しかし、電気を使う必要がなく、その上熱効率が良くて室内が暖まりやすいことから、東日本大震災以降薪ストーブを設置する家庭が増えています。


薪ストーブのメリットとデメリット



設置する家庭も増えている薪ストーブですが、薪ストーブにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?


メリット




◇給気調整が可能なので熱効率が良い
◇じんわりとした柔らかい暖かさで室内を暖めてくれる
◇薪が燃える様子を目・耳・鼻から楽しむことができる
◇料理に使うこともできる
◇火が消えても室温が急激に下がることがない
◇夜通しつけておくことができる
◇家族や友人たちとの団欒の場になる
◇準備や手入れに手間がかかる分の達成感がある


デメリット




◇設置するためには自宅を新築、もしくはリフォームする必要がある
◇薪を購入する費用がかかる
◇薪がなかなか手に入りにくい場合がある
◇薪割りが大変
◇薪の保管場所を確保しなければならない
◇室内が乾燥しやすい


薪ストーブのデメリットをひとまとめにすると、「手間がかかる」ということになります。


もちろん、現代に合わせて使いやすく進化した薪ストーブも続々と登場していますが、スイッチ1つで稼働させることができる現代のストーブとは違って、準備から手入れまで、様々な手間がかかってしまいます


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ガスストーブとは?



カセットガスストーブ

ガスストーブとは、ガスを燃料とした暖房器具のことを言います。


ガスを利用して燃焼させた時に発生する熱をそのまま利用して室内を暖めます。


燃料として使用するガスとしては、天然ガス・プロパンガス・都市ガスが一般的ですが、持ち運び可能なものだと「カセットボンベ」を燃料として使用するものもあります。


ちなみに、ストーブと見た目がよく似ている暖房器具に「ファンヒーター」がありますが、ファンヒーターの場合は発生させた熱を一度温風にしてから利用するものです。


ガスストーブのメリットとデメリット



ここまでご紹介してきた暖炉や薪ストーブと比べると、現代の日本に一番なじみやすいガスストーブ


このガスストーブにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?


メリット




◇熱効率が高くて暖かい
◇スイッチを入れるとすぐに室内が暖まる
◇使用時のニオイが気にならない
◇比較的低コストで設置することができる
◇燃焼時に水蒸気が発生するため、室内が乾燥しにくい(感染症の予防にもなる)
◇燃料の補充がいらない(カセットボンベが必要なタイプのものは補充が必要)



デメリット




◇ガス栓がないと使用できない(工事して設置することは可能・カセットボンベを使うタイプのものはガス栓がなくてもOK)
◇一酸化炭素中毒になる可能性が高いため、こまめに換気しなければならない
◇水蒸気の発生により結露が発生することがある



暖炉と薪ストーブの違い



暖炉と薪ストーブの違いは、やはり「熱効率」にあります。


暖炉は焚き口が開いているのに対し、薪ストーブは扉が付いていて密閉式になっているので、薪ストーブのほうが熱効率が良く、室内が暖まりやすいです。


また、暖炉の本体は壁に埋め込まれた状態であるのに対し、薪ストーブの本体は他の暖房器具と同じように、室内にそのまま設置されます。


どちらもインテリア性に優れてはいますが、インテリアという意味では暖炉、実用性という意味では薪ストーブのほうが優れていると言えます。


暖炉とガスストーブの違い



暖炉とガスストーブの違いは、「暖かさ」にあります。


前述している通り、暖炉はインテリア性のほうが高くて熱効率が良くないので、暖房器具としての実用性には欠けます


一方でガスストーブは、インテリア性は高くないものの、スイッチ1つで手間をかけることなく室内が暖められます。


また、設置費用も大きく変わってきますし、燃料そのものや燃料代なども違いの1つです。


薪ストーブとガスストーブの違い



薪ストーブとガスストーブ、どちらもストーブで熱効率が良く、電気も使わない暖房器具なのですが、明らかな違いは「燃料」にあります。


薪ストーブの燃料は薪ガスストーブの燃料はガスなので、「燃料が手に入りやすいかどうか」という部分を考えると、ガスストーブのほうに軍配が上がります


燃料や、ストーブ本体の設置にかかるコストのことも考えると、やはりガスストーブのほうが有利です。


ただ、インテリア性が高いのは薪ストーブのほうなので、インテリアにこだわりたい場合は薪ストーブのほうが良いと思います。


デメリットを把握した選ぶことが大切!



暖炉・薪ストーブ ・ガスストーブの違いについて、それぞれのメリットとデメリットを元に解説させていただきました。


「メリットしかない暖房器具」というのは存在しないので、暖房器具を選ぶ時は、デメリットのほうもあらかじめ把握した上で選ぶ必要があります。


もし、暖炉・薪ストーブ ・ガスストーブのいずれかを設置することを考えている方がいらっしゃれば、是非参考になさってください。


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