皆さんの足の裏、「土踏まず」の部分にアーチはありますか?


「土踏まずの部分にアーチがない」という方も、それはもしかしたら「扁平足」かもしれません。


扁平足は日常生活に様々な影響を及ぼし、可能性としては稀ですが、最悪の場合は手術を受けなければならないこともある、決して侮れない状態なのです。


ですがこの扁平足、治し方はあります。


そこで今回は、扁平足の治し方として、サポーター・インソール・テーピングを使う改善策をはじめ、様々な扁平足の治し方についてご紹介します。


スポンサードリンク



扁平足とは?



足の裏

扁平足とは、本来であればあるはずの土踏まずのアーチがない状態のことをいいます。


扁平足ではない方が立った時は、地面に触れる足裏の面積が少ないのに対し、扁平足の方が立った時は、足の裏のほとんどが地面についている状態なので、地面に触れる足裏の面積が多くなります。


扁平足の種類



一言に「扁平足」と言っても、「先天性」と「後天性」の2つに分けることができます。



【先天性扁平足】

本来であれば幼少期に形成されるはずの土踏まずのアーチが、様々な原因によって形成されなかったことによる扁平足です。

「先天性」とはいうものの、厳密には「生まれつきの障害」ではありません。



【後天性扁平足】

一度は土踏まずのアーチが形成されたものの、様々な原因によって、大人になってから土踏まずのアーチを失った扁平足です。



あなたは扁平足?



扁平足かどうか、自分で簡単にチェックする方法があります。


用意するものは「えんぴつ」か「ボールペン」


それを土踏まずの部分に置いて上から踏んでみてください。


この時にえんぴつやボールペンを強い力で踏んでしまったり足の裏に痛みが走ったりする場合は扁平足です。


そうでなければ扁平足ではなく、理想的な土踏まずのアーチが形成されている状態になります。



扁平足は「現代病」のひとつ



この扁平足、遠い昔にはないものでした。


というのも、昔は歩く機会が多かったので、歩くことで足の裏の筋肉を鍛えることができていたのですが、現代は交通機関も発達し、歩くのではなく乗り物に乗って移動する機会が増えました


他の原因ももちろんありますが、足の裏の筋肉が衰えて扁平足になる大人が増えています。


子供たちの扁平足もそうです。


子供は元々扁平足なのが普通ですが、成長に伴って土踏まずが形成されていきます。


ところが最近の子供たちは、乗り物に乗って移動することが多いですし、物騒な時代である以上外で遊ばせることができなかったりテレビゲームに夢中になったりして外で遊ぶ機会が減りました。


そのため、歩いたり走り回ったりして足の裏の筋肉を鍛える機会がなく扁平足のまま成長してしまう子供が増えています。


先天性扁平足の原因と症状



先天性扁平足の原因は、



◇運動不足による足裏の筋肉の未発達
◇発育不全
◇関節の機能障害
◇骨格の異常


といったものが挙げられます。


こういった原因により、成長するに従って形成されるはずの土踏まずのアーチが形成されず様々な症状が出ます。


主な症状としては、



◇バランス感覚(平衡感覚)がない
◇平坦な場所でも転びやすい
◇つま先立ちやジャンプが上手くできない


といった傾向が見られます。


スポンサードリンク



後天性扁平足の原因と症状



gatag-00008567

後天性扁平足の原因としては、



◇骨折
◇靱帯損傷
◇アキレス腱の疲労
◇運動不足による筋力低下
◇加齢による筋力低下
◇立ち仕事
◇足に合わない靴の使用
◇ハイヒールの靴を頻繁に履く
◇肥満や妊娠などによる体重増加



といったものが挙げられます。


先天性扁平足の原因と比較してみると、身近なところに潜んでいる原因が多いことがわかります。


そして原因のほとんどが、「ちゃんと気を付けていれば扁平足にならなかったのではないか」と思うような原因であることも特徴的です。


土踏まずのアーチには「足にかかる衝撃を和らげる」という働きがあるため、こういった原因によって土踏まずのアーチが無くなると、



◇足が疲れやすい
◇足首や足裏が痛くなる
◇内股からX脚になる



といった症状が引き起こされます。


そして、これらの症状があることによって変な歩き方になってしまい、腰やひざといった場所にまで痛みやしびれの症状が現れるようになります。


後天性扁平足の場合は治りにくいので、なかなか改善されない場合や痛みが強い場合には「手術」が必要になることもあります。


「合併症」の危険性も…



後天性扁平足の場合、扁平足の状態が長期間にわたって続くことで、



◇足関節
◇膝関節
◇股関節



といった、下半身全体の関節で合併症が引き起こされる場合があります。



扁平足の治し方〜先天性の場合〜



部屋の中を走る母と子

子供のうちであれば、先天性扁平足を治すことはそれほど難しくありません。


治し方としては「とにかく遊ばせて体を動かすこと」、これだけです。


最近の子供たちに扁平足が増えている原因として大きいのは、走り回って遊ぶ機会が減っているからなので、とにかくたくさん遊ばせて、足裏の筋肉を鍛える機会を与えてあげてください。


また、可能であれば裸足で遊ばせてあげたほうが、より足裏の筋肉が鍛えられるのでオススメです。


手術が必要な場合も…



先天性扁平足のまま大人になってしまった場合は、すでにある程度骨格が形成されてしまっているため、手術による治療が必要になる場合があります。


ですから、子供のうちに扁平足であることに気づき、早めに対応することが求められます。


他にも、骨格に問題がある場合の先天性扁平足の場合は、足裏を鍛えるだけでは改善されない可能性があります。


この場合は、子供でも手術が必要になることもあります。


扁平足の治し方〜後天性の場合〜



後天性扁平足の場合は、一度土踏まずのアーチが形成されてからの扁平足になるので、そう簡単には治らない場合が多いようです。


ただ、装具を使ったり足裏の筋肉を鍛えたりすることで、後天性扁平足を治すことは可能とされています。


装具を使って治す方法



後天性扁平足を治す装具としては、



◇扁平足用インソール
◇テーピング
◇サポーター
◇コルセット



といったものがあります。


こういった装具が土踏まずのアーチの形成をサポートしてくれるので、「治す装具」というより、「治すサポートをする装具」といったほうが正しいかもしれません。


装具を装着して足裏の筋肉を鍛えると、より効果的だそうです。


足裏の筋肉を鍛える方法



足裏の筋肉を鍛える方法としては、次のような方法が挙げられます。



【足指じゃんけん】
足の指で「グー」「チョキ(親指を立てる)」「パー」の動きをする


【足指綱引き】
左右の足の指でタオルを掴んで引っ張り合いをする


【タオルギャザー】
床に敷いたタオルを足裏で掴んでギャザーを寄せる


【足指でビー玉移し】
ビー玉を入れた容器と空っぽの容器を用意し、ビー玉を足指で掴んで空いている容器に移す


【裸足で生活する】
スリッパや靴下を履くのをやめて、家の中ではなるべく裸足で生活するようにする



こういった方法で足裏の筋肉を鍛えることで、土踏まずのアーチの形成を促すことができます


ただ、注意したいのが「足裏に疲労を溜めない」ということ。


後天性扁平足は「足裏の疲労」も原因の1つなので、「足裏の筋肉を鍛えなければ!」といって頑張り過ぎてしまうと、かえって足裏を疲れさせてしまうことにもなりかねません


ですから、足裏を疲れさせない程度に行ってくださいね。


医療機関に相談するのも1つの手



後天性扁平足を治すためには、「医療機関に相談する」というのも1つの手です。


基本的には「整形外科」ですが、中には扁平足をはじめとする足のトラブルを専門に扱う「靴外来」という診療科のある医療機関があるので、そういった診療科がある医療機関に相談すると良いでしょう。


患者さん1人1人に合った靴やインソールを制作して、足のトラブル解消のサポートをしてくれます。


扁平足は早めに治そう!



ここまで、扁平足の治し方についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?


ご紹介している通り、扁平足は足が疲れやすくなったり、最悪の場合は手術しなければならなくなったりと、あまり良いことではありません。


扁平足を治したいという方は是非、参考になさってください。


スポンサードリンク