誰もが毎日している「あくび」


皆さんは「あくびはどういう時に止まらなくなるか」と聞かれたら、どのような答えを思い浮かべますか?


おそらく、「眠い時」「退屈な時」といった答えを思い浮かべる方が多いと思います。


ただ、あくびが止まらないというのは、眠い時や退屈な時だけではなく、他の理由が潜んでいる可能性があります。


中には、病気のサインである可能性もあると言われています。


そこで今回は、「あくびが止まらないのはアノ病気のサイン!?眠いだけじゃないって本当!?」というテーマで、あくびについて解説します。


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あくびが出る理由



あくびする猫

そもそも なぜ「あくび」が出るのか、皆さんはご存知ですか?


「どうしてあくびが出るのか」ということを考えたことがないという方も多いと思うので、まずはあくびが出る理由からご紹介します。


あくびが出る理由、実はまだはっきりとしたことはわかっていないそうです。


ただ、あくびというのは、「脳や体内が酸素を必要としている時に出る」と言われています。


この後詳しくご紹介させていただきますが、様々な原因によって



◇脳に充分な酸素が送られない
◇脳の働きが鈍くなる
◇体中に酸素が行き渡らなくなる



といったことが引き起こされます。


すると体は、体内にたくさんの酸素を摂り入れようとします


これとあくびに何の関係があるのかというと、あくびは口を大きく開けてするものですよね。


つまり、あくびによって口を大きく開けて酸素を吸い込むことで、一度にたくさんの酸素を体内に摂り入れることができるわけです。


たくさんの酸素を摂り込めば、脳はもちろん体中に酸素を送り届けることができるので、あくびが出るのです。


「眠いだけじゃない」は本当!



「あくびが止まらないのは眠いだけじゃない」というのは本当の話です。


もちろん眠い時にはあくびが止まらなくなるものですが、眠気と関係のないあくびが出ることも、実は日常生活ではよくあることなのです。


ちなみに、普通のあくびとは別に、「生あくび」と呼ばれるあくびがありますが、これは眠気と関係のないあくびのことを指しています


あくびが止まらない原因~特に心配のいらないもの~



胸に手を当てるビジネスウーマン

ここからは、あくびが止まらない原因について解説していきたいと思います。


まずは、「特に心配のいらないもの」からご紹介します。


あくびが止まらなくても特に心配しなくても大丈夫なのは、次のようなタイミングで出るあくびです。


眠い時・退屈している時



この2つのタイミングで出るあくび、実は同じ理由で出ています


眠い時と退屈している時というのは、脳の働きが鈍くなっている状態。


この働きが鈍くなった脳に酸素を送り脳を活性化させるためにあくびが止まらなくなることがあります。


緊張している時



緊張している時というのは、神経が興奮していて呼吸が浅くなっています


浅い呼吸というのは脳の酸欠を招くので、脳の酸欠状態を予防・改善しようとしてあくびが出ます。


また、緊張している時は「交感神経」が優位になっている状態です。


そのため、体に酸素を摂り込んで緊張を和らげようと、リラックス状態にある時に働く「副交感神経」が働くためにあくびが止まらなくなることがあります。


脳が疲れている時



仕事や勉強などで長い時間脳を使うと、脳内で有害物質の「アンモニア」が発生します。


このアンモニアが脳内で増え続けるのを予防し、脳をリラックスさせるためにあくびが止まらなくなることがあります。


満腹状態にある時(食後)



食後は食べ物を消化するために、消化器系の働きが活発になります。


そのため、脳に十分な酸素が届かなくなってあくびが止まらなくなることがあります。


乗り物酔いをしそうな時



乗り物に乗っている時にあくびが止まらなくなるのは、「眠い」「退屈」といった状態にある場合もありますが、乗り物酔いをしそうな時に止まらなくなることがあります。


脳が温度調節をしている時



米プリンストン大学とアリゾナ大学の研究によると、「あくびは脳の温度をコントロールする手段」ということがわかっています。


脳をたくさん使ったことで脳の温度が上がると、酸素を使って脳の温度を下げるために、あくびが止まらなくなることがあります。


あくびをしている人を見た時



「あくびはうつる」という話、実は科学的にも証明されています


これは「行動伝染現象」といって、「感情移入」を司っている部分が働くことで他の人の行動と同じ行動をしてしまう現象によるものです。


簡単に言うと、「あくびをしている人を見るとあくびが誘発される」ということ。


あくびをしている人を見た時以外にも、あくびのことを考えただけでもあくびが出ることがあるそうです。


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あくびが止まらない原因~体の不調を表すもの~



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次に、体の不調を表すあくびについてご紹介します。


あくびが止まらない原因として、次のような体調不良や病気が潜んでいると言われています。


花粉症



花粉症によって鼻が詰まると、体に酸素を充分に摂り込むことができなくなります


そのため、体に酸素を摂り込もうとしてあくびが止まらなくなることがあります。


鉄欠乏性貧血



鉄欠乏性貧血は、全身に酸素を運ぶ役割をしている「ヘモグロビン」の材料となっている「鉄分」が不足することで、ヘモグロビンの数が少なくなっている状態です。


ヘモグロビンの数が少なくなると、その分全身に充分な酸素が行きわたらなくなってしまうので、体にたっぷりと酸素を摂り込もうとしてあくびが止まらなくなることがあります。


偏頭痛の前触れ



偏頭痛は、脳の血流が変化することで血管が拡張し、血管の周りの神経を刺激して「ズキンズキン」という痛みが起こるものです。


血管が拡張されると、脳はその分多くの酸素を必要とするので、脳にたっぷりと酸素を摂り入れようとするためにあくびが止まらなくなることがあります。


偏頭痛持ちの方の中には、偏頭痛が起こる数日前からすでに「あくびが止まらない」という状態に陥る方もいるとのことです。


睡眠障害・睡眠不足



「質の良い睡眠」は、脳を休ませるために欠かせないものです。


ところが、日常的なストレスや精神疾患による睡眠障害や、夜更かしによる睡眠不足といった不眠状態が続くと、脳の休息が足りず、脳が疲れ切って働きが鈍くなってしまいます


この脳の疲れ切った状態を改善させるために、酸素をたっぷり摂り込む必要があるので、あくびが止まらなくなることがあります。


また、「睡眠時無呼吸症候群」によって眠りが浅くなっている場合でも、あくびが止まらなくなることがあります。


更年期障害



女性特有のものですが、閉経前後の女性の体は徐々に卵巣の機能が低下していき、様々な更年期障害の症状が現れます。


この更年期障害の症状の中に、「あくびが止まらなくなる」という症状が現れることがあると言われています。


脳梗塞



脳梗塞は、血栓(血の塊)が脳の血管で詰まり脳の血流が悪くなったりストップしてしまったりする病気です。


脳の血流が悪化したりストップしたりすると、脳に充分な酸素を送り込むことができなくなり脳が酸欠状態になります。


この脳の酸欠状態を解消しようとあくびが出て、止まらなくなることがあります。


「あくびが止まらない」という症状以外にも、激しい頭痛・嘔吐・麻痺・意識障害・言語障害といった症状が出ることがあります。


脳梗塞は命に関わる病気ですから、疑われる場合はすぐに救急車を呼んで病院に行き、早いうちに適切な治療を受けることが求められます。


狭心症



「胸の痛み」の症状が代表的な狭心症ですが、狭心症の発作が起こる前や発作が起きている時に、あくびが止まらなくなることがあるようです。


狭心症もまた命に関わる病気ですから、すぐに病院で適切な治療を受けることが求められます。


糖尿病



糖尿病は、膵臓で作られる「インシュリン」が充分に作られていない状態、またはインシュリンが上手く働いていない状態によって、血糖値が上がってしまう病気です。


あまり知られていないのですが、この糖尿病の症状の1つに「あくび」があり、あくびが止まらなくなることもあるそうです。


また、糖尿病治療でインシュリンを投与している方の場合は、インシュリンの投与によって血糖値が下がると「低血糖」の状態になることもあり、低血糖があくびを引き起こすこともあります。


眠くなくてもあくびは止まらなくなるもの



ここまで、「あくびが止まらないのはアノ病気のサイン!?眠いだけじゃないって本当!?」というテーマでお話しさせていただきました。


眠くなくても、あくびは止まらなくなるのはよくあることです。


ただ、大半は心配のいらないものである一方、ご紹介させていただいた通り、中には病気のサインとしてあくびが止まらなくなることがあります


重篤な病気のサインであることもあるので、あくびが止まらなくなる原因は、念のため把握しておく必要があるのではないかと思います。


是非参考になさってくださいね。


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