アレルゲンとなる食べ物を食べてしまった場合に、様々な症状が現れる「食物アレルギー」


現在では、この食物アレルギーを持つ方の存在は珍しくありませんが、中には「米アレルギー」という、日本食に欠かせない食べ物に対する食物アレルギーの方も増えているといいます。


もし米アレルギーだった場合、ご飯を始めとする米を使った食品を摂取すると、どのような症状が出るのでしょうか?


また、米アレルギーの症状が出ないようにする対策として、米アレルギーだとわかった場合は主食に何を食べるのがオススメなのでしょうか。


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米アレルギーの原因



ごはん

そもそも「米アレルギー」というのは、どういったことが原因で起こるアレルギーなのでしょうか?


現段階では、米アレルギーのはっきりとした原因は解明されていないのですが、米アレルギーの原因として考えれられているのは、次の3つの原因です。


①米の品種改良



古くから日本人の主食であったお米ですが、「おいしさを追求する」という意味で品種改良が繰り返されてきました。


お米に含まれているデンプンは、「アミロース」と「アミロペクチン」で構成されているのですが、昔ながらのお米のアミロースが約20%・アミロペクチンが約80%であるのに対し、最近のふっくらもちもちとしたおいしさを追求した米のアミロースは約10~15%・アミロペクチンが約90~85%程度。


ちなみにもち米にはアミロースは含まれず、アミロペクチン100%で構成されています。


アミロースを減らしてアミロペクチンを増やすことで、ふっくらもちもちとしたおいしいお米になるのですが、米アレルギーの方はこのアミロペクチンが体質に合っていないことで、アレルギー症状が出ている可能性があります。


「昔ながらの高アミロース米ではアレルギー症状が出ないものの、低アミロース米やもち米ではアレルギー症状が出る」という方もいるそうです。


②米の外側に残った残留農薬



厳密には、この原因は「体質にお米が合わない」というものではないのですが、農薬を使って育てられたお米の外側に残った残留農薬が原因で、米アレルギーの症状が出る方もいるようです。


昔は農薬を使わずにお米を育てていた農家が多かったのですが、現在ではやむを得ず農薬を使ってお米を育てている農家が多いことから、残留農薬が米アレルギーを引き起こしているのではないかと考えられています。


実際に、無農薬や省農薬のお米に変えたところ、アレルギー症状が治まった方もいるようです。


③食生活の変化



現在の日本人は、脂っこいものや糖分の多いものを食べる機会が増え食生活が欧米化してきていますよね。


この食生活の欧米化が、米アレルギーの原因の1つとして考えられているようです。


欧米風の食事は腸内で悪玉菌を増やし、善玉菌を減らしてしまいます


そのため、腸内にいる細菌の種類が変わり、腸内環境そのものが変化してしまったことで、お米に対してアレルギー症状が出るようになったのではないかとされています。


米アレルギーの症状とは?



米アレルギーにはどのような症状が見られるのでしょうか?



◇湿疹
◇じんましん
◇かゆみ
◇発赤
◇下痢
◇頭痛



米アレルギーの方は、お米を食べた後にこのような症状が出るようです。


どちらかというと米アレルギーの場合は、湿疹やかゆみといった、皮膚に関係する症状が現れることが多いようです。


また、呼吸困難などを引き起こす「アナフィラキシーショック」を起こすこともあまりないそうです。


ただ、「お米を食べるとこのような症状が出る」という場合は、米アレルギーを疑ったほうが良いかもしれません。


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米アレルギーの時の主食は?



顎に手を当てながら悩む日本人女性

主食であるお米でアレルギーを起こすとなると、何を食べたら良いのかわからなくなりますよね。


米アレルギーの場合は、



◇雑穀(アワ・ヒエ・キビ)※イネ科植物そのものがダメな場合はNG
◇パン(小麦のパンに限る)
◇うどん
◇パスタ
◇春雨
◇トウモロコシ
◇オートミール
◇ジャガイモ
◇カボチャ
◇片栗粉
◇小麦粉
◇キヌア
◇アマランサス



など、こういった食べ物をお米の代わりに主食として食べることができます。


結構食べられるものがありますね。


こんなお米なら食べられるかも



もしかすると、次のようなお米ならアレルギー症状が出ることなく食べられる可能性があります。


無農薬・省農薬のお米



「残留農薬に対してアレルギー反応が出ているようだ」という方の場合は、無農薬・省農薬のお米に変えると、もしかしたら症状が出ないかもしれません。


低アレルゲン米



「低アレルゲン米を試す」という方法もあります。


低アレルゲン米とは、次のようなお米です。


①アレルゲン成分を除去または、構造を変えてアレルゲンの活性化を弱めた食品
②アミノ酸を利用してアレルゲンとなるたんぱく質を含まない成分栄養食品

http://byoutaieiyou.e840.net/20090703.htmlより引用


こういった低アレルゲン米であれば、アレルギー症状が出ることなくお米が食べられるかもしれません。


なかなか一般的なスーパーには出回っていないものなのですが、インターネットを使えば、気軽に通販で購入することができます。


ササニシキ系のお米



ササニシキというのは、高アミロース・低アミロペクチンの、昔ながらのパサパサしたお米です。


米アレルギーの方の中には、品種改良が繰り返された後に誕生した低アミロース・高アミロペクチンのお米が体に合わないために、アレルギー症状が出ている場合があります。


その一方で、ササニシキ系のお米は高アミロースの低アミロペクチンなので、ササニシキ系のお米なら食べられるかもしれません。


※よく洗うようにするだけでも違うかも!



残留農薬が原因で米アレルギーの症状が出ている方の場合は、無農薬・省農薬のお米に変えてももちろん良いのですが、お米をよく洗って農薬を落としてから炊くようにするだけでも違うことがあります。


ですから、いつものお米を普段以上によく洗ってから食べてみると、アレルギー症状が出ないかもしれません。


米アレルギーの場合に避けるべき食品



バツ札を上げる主婦
お米を使った食品は非常に多岐に渡るので、うっかり食べてしまわないように気を付けなければなりません。


最後に、米アレルギーの場合に避けるべき食品についてお話しします。


避けるべき食品は以下の通りです。



◇お米
◇玄米
◇もち米
◇上新粉
◇白玉粉
◇道明寺粉
◇米粉
◇上白糖(イネ科植物そのものがダメな場合)
◇グラニュー糖(イネ科植物そのものがダメな場合)




【加工品】

◇米みそ
◇米ぬか
◇米酢
◇米こうじ
◇ビーフン
◇ビール
◇清酒
◇玄米茶
◇せんべい
◇あられ
◇水あめ
◇もち
◇大福


こういった食品をうっかり食べてしまうと、米アレルギーの症状が出てしまうかもしれないので、「米は使われていないだろうか」と、商品パッケージの裏面をしっかり確認するように気を付けてください。



主食を変えて米アレルギーに対応しよう!



ここまで、米アレルギーの症状と原因、対策として主食にオススメな食べ物についてご紹介させていただきました。


日本食に欠かせない食べ物である以上、「食べられない」となると困ることも多いと思いますし、精神的苦痛を感じることも多いと思います。


ただ、「お米を使った食品が食べられない」というだけであって、米を使っていない食べ物は食べられますし、主食にできる代替食品もたくさんあります。


また、米アレルギーがあっても食べられるお米もあります。


医師のもとで適切な診断や治療を受けることも大切ですが、主食を変えるのが一番効くと思うので、米アレルギーを持っている方や、家族が米アレルギーだという方は是非参考になさってくださいね。


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