「痩せなければならない」「太ってはいけない」といった強い願望から、ドカ食いをした後に嘔吐する「過食嘔吐」の状態に陥る方も少なくありません。


過食嘔吐に陥ると、毎日のように嘔吐をする日々が続くわけですが、「嘔吐する」という行為は、食べたものを便としてお尻から排出するのではなく、口から排出するという、身体の自然な働きを無視した行為であるため、非常に苦しいもの


だからこそ、「簡単でできるだけ苦しくない吐き方」を模索している方も多いです。


では、簡単でできるだけ苦しくない吐き方をする方法はあるのでしょうか?


簡単でできるだけ苦しくない吐き方についてご紹介します。


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「過食嘔吐」とはどのような状態か?



やけ食いのイラスト

過食嘔吐とは、その呼び名の通り「過食して嘔吐する」という状態のことを指します。


過食嘔吐という病名はなく、「摂食障害」の症状の1つです。


摂食障害の中でも、



「過食症」の排出型
「拒食症」の(むちゃ食い)排出型



の方に見られる症状です。


そしてこの排出型の中でも、「自己誘発性嘔吐」といって、自発的に嘔吐して食べたものを排出しようとする状態が、過食嘔吐の状態です。


つまり、単に「気持ち悪くなって嘔吐してしまった」というものではなく、「過食して自発的に嘔吐する」というのが過食嘔吐の特徴です。


ほとんどの場合、日常生活での精神的ストレスや、「痩せたい」「太ってはいけない」という病的なまでの願望がきっかけで、過食嘔吐の状態に陥ります。


そして、嘔吐することで安心感を得るのです。


できるだけ苦しくない吐き方をする前に…



ここから先は、「できるだけ苦しくない吐き方」についてご紹介させていただきますが、その前に知っておいていただきたいことがあります。


それは、「【自己誘発性嘔吐】は推奨できる行為ではない」ということです。


嘔吐というのは、「異物を飲み込んでしまった」「ウイルス性の胃腸炎に感染してしまった」など、人間の身体が嘔吐することを必要としている時に行う行為


身体が食べ物を消化吸収しようとしているのに、それに反して嘔吐するのは心身に負担がかかります


もちろん、様々な身体の不調に苦しめられたり、病気になったりする恐れもあります。


ただ、過食嘔吐を克服するためには、急に過食嘔吐をやめるのではなく、身体になるべく負担をかけず、できるだけ苦しくない吐き方を実践していくことが求められるのもまた事実。


いずれにしても、自己誘発性嘔吐は推奨できるものではありませんので、ここからは自己責任で行ってください。


できるだけ苦しくない吐き方は?



はてなマークと若者のカップル

過食嘔吐に伴う吐き方には、次の3種類があります。


①指吐き



喉の奥に指を突っ込み、吐き気を促して吐く方法。


指以外にも、スプーンなどの「物」を使って吐き気を促すことも可能です(物を使う場合を「物吐き」とも言います)。


②腹筋吐き



胃を充分に満たした後、腹筋を使って吐く方法。


③チューブ吐き



チューブを胃まで通し、胃の中のものを身体の外に出す方法。


※素人が行うのは非常に危険


できるだけ苦しくないのは「腹筋吐き」



ご紹介させていただいた3種類の吐き方の中でも、一番苦しくなくて吐きやすいのは、2つめにご紹介した「腹筋吐き」という方法です。


今回は、腹筋吐きについて詳しくご紹介していきます。


腹筋吐きのメリット



先ほどお話しした通り、腹筋吐きという吐き方は、比較的身体への負担が軽く済む吐き方です。


もちろんこれも大きなメリットなのですが、他にもこんなメリットがあります。



・指を喉の奥に突っ込ためにできる傷、「吐きダコ」ができない
・一度にかなりの量を吐き出すことができる
・慣れると簡単に吐くことができるようになる



実際に過食嘔吐をしている方の多くは、この腹筋吐きで楽に吐いているそうです。


楽に吐ける分、「嘔吐」という行為に対する抵抗が無くなって過食嘔吐が進んでしまう恐れがあるので、この点は要注意です。


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できるだけ苦しくない腹筋吐きのやり方~準備~



ではここからは、できるだけ苦しくない腹筋吐きのやり方についてお話ししていきたいと思います。


まずは、腹筋吐きをする前の準備からお話しします。


食べるものに気を付ける



腹筋吐きをするのであれば、まずは食べ物に気を付けましょう


消化吸収を抑えて吐くことを考えると「消化に悪い食べ物」、そしてスルッと楽に吐き出すことを考えると、「水気の多い食べ物」や「ねばねばした食べ物」がオススメです。


例えば、


・納豆
・海藻類
・ゼリー
・ヨーグルト
・オクラ
・汁物
・揚げ物


といった食べ物がオススメです。


こういった食べ物を先に食べて胃の底に沈めておくと後から入ってくる食べ物の消化吸収を阻害することもできます。


ただ、消化吸収されてしまうと太りやすいものも含まれているので、この点は把握しておいてください。


胃を充分に満たしておく



腹筋吐きは腹筋を使って吐く吐き方なので、胃を充分に満たしておくことで吐きやすくなります


容量としては、胃の9割を食べ物や飲み物で満たしておくと良いでしょう。


一般的には「腹八分目がいい」と言われていますから、腹八分目を越える量の食べ物と飲み物で胃を充分に満たしておきましょう。


もし食べ終わって「まだ胃が充分に満たされていないな」と感じた場合は、水分を摂って胃の容量を増やしておきましょう


水分を摂るのであれば、お湯を飲むと吐きやすくなります。


できるだけ苦しくない腹筋吐きのやり方~吐く~



トイレ

吐きやすい食べ物を食べ、食べ物や水分で胃を充分に満たしたら、1~3分ほど置いて胃を落ち着かせてから、実際に腹筋吐きをします。


まずは、腹筋を使って、胃を上に持ち上げるような感じ(お腹を一気に引っ込めるような感じ)で力を加えます


そして次に、胃の位置よりも口の位置のほうが下に来るように前かがみの姿勢になります。


ここまで来たら、今度は喉を大きく開き、荒い呼吸をしているような感じで腹筋を細かく動かします


「うっ!うっ!」と嘔吐しそうになっている人を見た時や、過去に気持ち悪くなって嘔吐した時のことを思い出せば、この腹筋の動きがイメージしやすいのではないでしょうか。


もし、腹筋をうまく動かせない場合は、手で押さえて腹筋を動かしてあげても良いですし、うまく吐けなかった場合は指やスプーンを使って喉の奥を刺激しても良いでしょう。


腹筋吐き後のアフターケア



腹筋吐きをしてそのままにしていると、逆流した胃酸によって口腔内や食道が損傷する恐れがあります。


ですから、アフターケアとして「すすぎ」というものを行います。


すすぎの方法としては、水かお湯を飲み、同じように腹筋吐きで吐くだけです。


すすぎをすることで、逆流した胃酸を薄めて口腔内や食道の損傷を少しでも抑えることができると同時に、胃の中に残留した「吐き残し」もスッキリさせることができます。


できるだけ苦しくない吐き方は存在する



ここまで、簡単でできるだけ苦しくない吐き方についてご紹介させていただきました。


「苦しくない吐き方は存在する」ということ、そして「苦しくない吐き方をすることができる」ということ、おわかりいただけたかと思います。


できるだけ苦しくない吐き方を模索している方は是非、参考にしていただけたらと思います。


ただ、できるだけ苦しくない吐き方を実践したからといっても、過食嘔吐そのものを繰り返しているうちは非常に苦しいと思います。


身体も傷つきますし、精神的にも非常に辛い状況が続きます


当サイトとしては、できるだけ苦しくない吐き方身体に負担を掛けないように気を付けながらも、過食嘔吐そのものを克服する方法も同時に考えていっていただきたいと思います。


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