毎年8~9月をピークに、相次いで日本にやってくる「台風」


台風が来ると、台風による暴風雨・洪水・土砂災害などの被害も懸念されるのですが、頭痛持ちの方にとっては頭痛が起こることへの不安も出てきてしまうのではないでしょうか。


そこで今回は、台風による頭痛の原因や対策、そして低気圧そのものによる頭痛の対策についてご紹介します。


スポンサードリンク



台風の時に起こる頭痛は「低気圧頭痛」



頭を抱える女性社員

台風が来ると頭痛が起こるのは、「低気圧」が原因です。


「低気圧頭痛」とも呼ばれているこの現象は、主に次の3つの原因によって引き起こされていると考えられています。


原因①頭蓋骨内の圧力が変化するから



低気圧がやってくると地面にかかる圧力が低くなりますが、それに伴い私たちの体にかかる圧力も低くなります。


そうすると、頭蓋骨内の圧力にも変化が生じ、血管が拡張されてしまいます。


血管が拡張されることで、血管の周りにある神経を刺激してしまうため、頭痛に繋がります。


原因②血圧が下がるから



「低気圧は血圧を下げる」とも言われています。


血圧が下がると血流が変化するので、血流の変化により血管が拡張、三叉神経を刺激して頭痛を引き起こします。


原因③自律神経のバランスが崩れるから



気圧の変化は、自律神経のバランスにも影響を及ぼすと言われています。


自律神経は、活動モードの時に働く「交感神経」休息モードの時に働く「副交感神経」の2つのことを言います。


低気圧が近づくと、本来であれば交感神経が働くはずの状態で副交感神経が働いてしまい、自律神経のバランスが崩れてしまいます。


この、自律神経のバランスが崩れた状態が頭痛を引き起こします。


よく、「休みの日に限って頭痛が起こる」という方がいますが、この現象と同じような現象が低気圧によって引き起こされます


※※※


この3つが、一般的に言われている原因になります。


ただ、この3つの原因の他にも、悪天候に対してストレスを感じることで頭痛が誘発されることもあるようです。


また、中医学の世界では、体の中に余分な水分が溜まっている状態だと、低気圧による悪天候で湿度が上昇することでさらに体内に余分な水分が溜まり、頭痛が誘発されると考えられています。


いずれにしても、台風を含む低気圧と頭痛は関係が深いことがわかります。


台風による低気圧頭痛はもっとタチが悪い!



台風

台風によって引き起こされる低気圧頭痛は、普通の低気圧頭痛よりももっとタチが悪いことが分かっています。


理由としては、次の2つが挙げられます。


理由①普通の低気圧よりもさらに気圧が低い



台風の気圧の低さは、普通の低気圧の時よりもさらに低いので、余計に負担がかかります。


そのため、低気圧頭痛がひどく現れる傾向にあります。


一番気を付けたいのが「台風の目」の場所。


この場所は一時的に天候が回復したかのように見えるのですが、一番気圧が低い場所でもあるので、なおさら負担がかかります。


理由②移動速度が速い



台風は普通の低気圧よりも移動速度が速いため、気圧が変化しやすく頭蓋骨内の圧力も変化しやすくなります。


その上台風の速度は、日本に上陸するとさらに速まる傾向があります。


速度が速まるのは、北緯および南緯30度から60度付近に流れる「偏西風」の影響です。


日本はちょうど北緯30度から60度の間に位置している(厳密には鹿児島県より北の地域)ので、偏西風により速度が速まった台風の影響で気圧が変化しやすく、より頭痛が起こりやすくなってしまいます。


スポンサードリンク



低気圧頭痛の対策法は?



台風をはじめとする低気圧が接近した時に起こる低気圧頭痛を予防するためには、どのような対策が必要なのでしょうか?


理想的な睡眠を取る


しっかりと睡眠を取らなければ、自律神経のバランスが崩れてしまいますし、体調も整いません。


ですから、短すぎず長すぎず理想的な睡眠を取るようにしましょう。


ストレスを溜めない


ストレスは血管を拡張してしまうため、ストレスが溜まっていると頭痛を起こしやすい状態になります。


前述している通り、低気圧も血管を拡張させてしまうため、なおさら頭痛が起こりやすい状態になるので、ストレスは適度に発散するようにしましょう。


食生活を見直す


栄養バランスの整った食事を心がけるのはもちろんのこと、「偏頭痛を誘発しやすい食べ物や飲み物」を避けるようにしましょう。


偏頭痛を誘発しやすい食べ物や飲み物としては、



・チーズ
・チョコレート
・ハム
・ソーセージ
・レバー
・キムチ
・カップ麺
・スナック菓子
・アルコール(赤ワインは特に要注意)


といった食べ物や飲み物が挙げられます。



個人差があるので、必ずしも頭痛が誘発されるとは限りませんが、注意したほうが良いでしょう。


逆に、頭痛に効果的な食べ物としては、「マグネシウム」が多く含まれた食べ物がオススメです。


酔い止め薬を飲む


低気圧頭痛の対策としては、酔い止め薬が効果的とされています。


低気圧頭痛も乗り物酔いも、どちらも気圧の変化によって引き起こされるものなので、酔い止め薬も効果的なのだそう。


酔い止め薬を飲むタイミングは、「天気が崩れる」という予報が出ている日の朝がベストです。



頭痛が起きたら…?



クエスチョンマーク

もし、台風や低気圧が原因の頭痛が起こった時は、どうすれば良いのでしょうか?


痛んでいる部分を冷やす



ズキズキと痛んでいる部分は、血管が拡張して周りの神経に刺激を与えている部分でもあります。


痛んでいる部分を冷やすことで拡張した血管を収縮させることができ痛みを和らげることができます。


脳に刺激を与えないようにする


血管が拡張されている状態で、強い光や大きな音などの刺激を脳に与えてしまうと、さらに血管が拡張されて頭痛が悪化する恐れがあります。


ですから、強い光や大きな音といった刺激を避けるために、可能であれば暗くした部屋で安静にしているようにすることをおすすめします。


耳栓やアイマスクがあると便利です。


カフェインを摂取する



カフェインには血管を収縮する作用があるとされており、拡張された血管を収縮してくれる効果が期待できます。


・コーヒー
・緑茶
・栄養ドリンク
・エナジードリンク



といった飲み物でカフェインを摂取しましょう。


ただ、飲み過ぎると逆効果なので、飲み過ぎには注意してください。


ツボを押す



人間の体にはたくさんのツボがありますが、頭痛に効果的なツボもいくつかあります。


例えば、



・合谷(ごうごく)
・風池(ふうち)
・完骨(かんこつ)
・天容(てんよう)
・百会(ひゃくえ)
・瞳子りょう(どうしりょう)
・外関(がいかん)



といったツボが、頭痛に効果的なツボとして知られています。


ツボを押すことで頭痛を和らげることができる可能性があるので、頭痛を感じたらツボを押しましょう。


押しやすいツボをあらかじめ知っておいて、いざという時に押すことができるようにしておくことも必要です。


頭痛薬を飲む


辛い時は薬に頼るのも1つの手です。


痛みだしたタイミングで頭痛薬を飲むと効果的とされているので、早めに飲んでしまうことをオススメします。


ただ、用法・用量を守って服用することはもちろんのこと、不安がある場合は薬剤師に相談してくださいね。


アプリでの管理が便利


低気圧による頭痛をあらかじめ予測したり、痛みや服用した薬などを記録したりすることができるアプリがあります。


低気圧の影響を受けやすいタイプの頭痛をお持ちの方は、インストールしておくと便利です。


一番のオススメは「頭痛ーる」というアプリ。


頭痛ーるは気象予報士が開発したアプリです。


低気圧による頭痛を始めとする気象病が起こりやすい時間帯を予測して、スマートフォンに通知してくれます。


その他にも、痛みや服用した薬などを簡単に記録する機能もあり、実際に利用したユーザーからも高評価を受けています。


頭痛関係のアプリだと、他にも



・頭痛ろぐ
・頭痛ダイアリー
・頭痛ノート



といったアプリがあります。


理解を深めるなら今がチャンス!



今回は、台風による頭痛の原因や対策、低気圧そのものによる頭痛の対策についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?


原因や対策を知っておくだけでも頭痛を回避することができますし、頭痛が起きてしまったとしても、適切な対応を取ることができるようになりますよね。


台風シーズン到来前の今のうちに、低気圧が引き起こす頭痛への理解を深めておきましょう。


スポンサードリンク