学校の先生が、生徒の家庭を一軒一軒訪問してまわる「家庭訪問」


「学校の先生が家に来る」というのは、親御さんにとっても子供にとっても緊張する一種の大イベントですよね。


この家庭訪問、マナーが存在することをご存知でしょうか?


座る位置や玄関で気を付けるべきことなど、家庭訪問にはちゃんとしたマナーがあるのです。


今回は家庭訪問のマナーについて、3つのポイントをご紹介したいと思います。


先生

家庭訪問の目的



首をかしげるオカメインコ

皆さんは、家庭訪問がどのような目的があって行われるものなのか、ご存知でしょうか?


家庭訪問が行われる目的は、次の6つとされています。


児童・生徒の家庭の地理的位置を把握する
児童・生徒の家庭での様子を把握する
児童・生徒の家庭での問題点などがないかを把握する
児童・生徒の学校での様子や成績を保護者に報告する
保護者の疑問に答え、学級経営・指導方針を説明する
通学路の安全を点検する



この6つをもう少し簡単に捉えると、



児童・生徒の自宅の地理的な位置を把握するため
児童・生徒の家庭での様子を把握するため



この2点が家庭訪問の目的になります。


家庭訪問の時期



新緑

家庭訪問が行われる時期に関しては、始業式や入学式を終えて新学期がスタートし、少し経った頃に行われます。


もう少し具体的にお話しすると、大体4月下旬から5月上旬にかけて行われています。


ほとんどの学校が、4月下旬から5月上旬にかけてのほぼ同時期に家庭訪問を行っているようですが、中には例外もあります。


両親が共働きで家庭訪問に立ち会うことができない場合や、その他の事情で「家庭の都合がつかない」といった場合には、時期をずらして家庭訪問が行われることもあります。


また、担任の先生が変わらない場合やクラス替えがなかった場合など、状況によっては家庭訪問を行わない学校もあるようです。


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お茶とお茶菓子は必要?




急須とお茶


「先生がお見えになる」となると、「お茶とお茶菓子を用意しないと!」という気持ちになりますよね。


皆さんが子供の頃は、おそらくお母さんがお茶とお茶菓子を用意して、先生がお見えになるのを待っていたのではないかと思います。


ところが、現在ではいろいろ変わってきているようで、「生徒の家でお茶やお茶菓子を出されても口にしてはいけない」と、先生方に指導をしている学校も多いようです。


というのも、子供たちの間で



「うちでは先生お茶飲まなかったよ」
「あれ?うちでは飲んでいったよ」



「お菓子を出したけれど断られちゃった」
「そうなの?うちでは先生お菓子食べていったよ」


といった会話が繰り広げられる可能性があり、これが「不平等」だと問題になることがあるからです。


学校側からの指示に従って


学校によっては、「お茶等の接待は不要です」という通知をあらかじめ出している場合もあります。


先生側の意見としても、「何も出されないほうが良い」という意見もあるので、そのような指示が出た場合は指示に従いましょう。


ただ、生徒の家を回って話をしているうちに喉が渇いてしまう先生もいるので、お茶くらいは用意しておいたほうが良いと思います。


ちなみにお茶を出す場合は、先生より先にこちらがお茶に口をつけるのがマナーです。


座る位置のマナーのポイント



正座する女性


ではここからは、家庭訪問のマナーについてお話ししたいと思います。


まず先に、部屋に通した場合の座る位置のマナーについて、3つのポイントに分けてお話しします。


①先生は「上座」に誘導する


先生のことは「上座」に誘導するのがマナーです。


上座というのは、部屋の入り口から一番遠い席のことです。


とはいえ、部屋の入り口に一番近い席に座ろうとする先生が多いので、「必ず上座に座っていただかなければならない」というわけではありません。


②ソファーがある場合はソファーに誘導する


先ほど「部屋の入り口から一番遠い席が上座」というお話をしましたが、ソファーがある場合はソファーが上座になるので、ソファーに誘導するのがマナーです。


また、いくつかソファーがある場合は、その中でも一番大きいソファーが上座となります。


③「どうぞお座りください」と声をかける


上座に誘導、もしくは先生が「ここでいいです」と座る場所を決めた後、こちらで「どうぞお座りください」と声をかけましょう。


座布団に座っていただく場合は「どうぞお座りください」という言葉で大丈夫ですが、椅子やソファーに座っていただく場合には、「どうぞおかけください」という言葉に変えてください。


玄関で気をつけるべきマナーのポイント



玄関のドア


そして次に、部屋に通さず玄関で話をする場合のマナーについて、3つのポイントに分けてお話しします。


①玄関はキレイにしておくのがマナー


これは言うまでもありません。


玄関は家の顔でもありますから、キレイな状態で先生をお招きするのがマナーです。


実際に、玄関が片付いていないと気になってしまう先生も多いそうなので、玄関はキレイにしておきましょう。


②座布団を置いておく


玄関で話をする場合は、玄関に先生用の座布団を敷いておきましょう。


座布団を敷いておくと先生も助かりますし、玄関で話をする場合であっても、やはり座って話をしたほうが落ち着いて話をすることができます。


③先生が立っている場合は座らない


立ち話のようなスタイルで家庭訪問を行う先生も中にはいます。


このような場合、「先生が立っていてこちらは座っている」というスタイルで話をするのはあまり良くありません。


もし、先生が立ったままの状態で話をしようとしている場合は、こちらも立った状態で対応しましょう。



マナーを知っておくだけでも安心!



胸に手を当てる女性

ここまで、家庭訪問のマナーの3つのポイントをご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?


「上の子の家庭訪問を経験している」という方であっても、「こんなマナーがあったなんて知らなかった」と新たな発見をした方もいらっしゃると思います。


マナーを知っておくだけでも、家庭訪問に対する不安感をいくらか払拭することができるのではないでしょうか。


今回のお話しさせて頂いた内容を、家庭訪問への備えとして役立てていただければ幸いです。


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