桜前線も北のほうへ向かい、少しずつ春が終わりに近づいてくる4月下旬。


この時期には、新生活が落ち着いたことの報告や、町内会や学校関係の文章を書かなければならない方も増えますよね。


そんな時に必要になるのが「季節の挨拶」です。


今回は季節の挨拶に使える言葉と例文をまとめてみました。


新緑と虹

4月下旬はどんな季節?



新緑



4月下旬といえば、ほとんどの地域では葉桜となっているか、あるいは桜が散り始める時期です。


そのため、周りに緑が増えてきて、新緑が楽しめる時期へと入っていきます。


同時に気温も上がり、春が終わりに近づいてきていることを肌でも感じることができるようになる時期なので、日中は汗ばむくらいの気温になることも少なくありません。


4月20日頃は「穀雨(こくう)」



4月下旬の年中行事で外せないのが「穀雨」です。


穀雨は二十四節気の1つで、現在の4月20日頃のことを言います。


この時期になると、穀物を育てる田んぼや畑の準備も整うため、この時期に降る雨は「穀物を育てるための恵みの雨」とされています。


そのため、「穀雨」と呼ばれているのです。


早い人はゴールデンウィークが始まる


4月下旬といえば、「もう少しでゴールデンウィークだ!」という方も多い一方で、ゴールデンウィークがスタートするという方も少なくありません。


4月下旬から始まるゴールデンウィークの多くは、4月29日の昭和の日から始まります。


4月下旬にぴったりな季語は?




藤の花



4月下旬にぴったりな季語としては、やはり「春」という言葉が使われた季語が圧倒的に多いです。


そしてその中でも、春が終わりに近づいていることから、「惜春」「晩春」「暮春」といった、春の終わりを表す季語が目立つようになります。


他にも、「麗らかな季節」であることから「麗」という言葉を使った季語も目立ちます。


4月下旬にぴったりな季語まとめ




穀雨
陽春
春風
春暖
春日
麗春
麗日
惜春
晩春
暮春
春風駘蕩
春日遅日
若草
陽炎
葉桜
新緑
陽気
牡丹(ぼたん)
菖蒲(あやめ)
藤(ふじ)
蓮華草(れんげそう)
ライラック
ツツジ
スズラン
さより
はまぐり
新茶
ゴールデンウィーク
大型連休
端午の節句(準備をしている、という意味で)



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4月下旬の季節の挨拶例文



手紙


ここからは、4月下旬の季節の挨拶の例文をご紹介したいと思います。


漢語調の季節の挨拶


先にご紹介するのは、ビジネス関係の文章から個人あての文章まで、幅広く活用できる「漢語調」と呼ばれる季節の挨拶の例文です。



穀雨の候/折/みぎり
陽春の候/折/みぎり
春風の候/折/みぎり
春暖の候/折/みぎり
春日の候/折/みぎり
麗春の候/折/みぎり
麗日の候/折/みぎり
惜春の候/折/みぎり
晩春の候/折/みぎり
暮春の候/折/みぎり
春風駘蕩の候/折/みぎり
春日遅日の候/折/みぎり
若草の候/折/みぎり
陽炎の候/折/みぎり
葉桜の候/折/みぎり
新緑の候/折/みぎり



口語調の季節の挨拶


次にご紹介するのは、個人あての親しげな文章に向いている「口語調(喋り口調)」の季節の挨拶の例文です。


春の愁いにとらわれ
惜春の思いは深く
若草萌ゆる季節を迎え
若草萌え立ち春深む頃
行く春を惜しむこの頃
心地よい春の陽気を惜しむ昨今
うららかな陽気が続いています
新緑が芽吹く季節となりました
木々の新緑がまぶしく感じられる頃となりました
春も深まり、ツツジが美しく咲く頃となりました
春風が頬に心地よい好季節となりました
はまぐりが美味しいこの季節となりました
風に揺れる藤の花に春の深まりを感じる頃
桜が散り去り、新緑が鮮やかな季節となりました
春も終わりに近づき、菖蒲の花が咲き始めました
花の季節はいつしか過ぎ去り、葉桜がゆれる季節となりました
ゴールデンウィークを間近に控え、うきうきしている今日この頃
ゴールデンウィークも間近となりましたが、何か予定は立てましたか



季節の挨拶の後ろにくる「安否の挨拶」



手紙

先ほどご紹介した季節の挨拶の後ろには、「安否の挨拶」という挨拶文が付きます。


安否の挨拶とは、相手の安否を気遣うための文章、そしてこちらの安否を相手に知らせるための文章のことを指します。


季節の挨拶に安否の挨拶がくることで、文章の書き出し部分が完成します。


安否の挨拶例文



【ビジネス向け】

貴社におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます
御社におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます
皆様にはますますご発展のほどお喜び申し上げます


【個人向け】

皆様いかがお過ごしでしょうか
その後お変わりはございませんでしょうか
お健やかにお過ごしのことと思います



4月下旬ならではの季節の挨拶を考えて!



新緑と空


4月下旬の季節の挨拶に使える言葉と例文、そして安否の挨拶についてもお話しさせていただきましたが、いかがでしたか?


「時下」「時節柄」といった、季節を問わずに使うことができる季節の挨拶もあるのですが、新緑がまぶしい美しい季節ですから、4月下旬らしい季節の挨拶を添えたほうが文章が明るくなると思います。


今回ご紹介させていただいた言葉や例文を参考にしながら、素敵な季節の挨拶を考えてみてくださいね。


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