重篤な症状を引き起こすこともある「麻疹(ましん)」「風疹(ふうしん)」


麻疹と風疹は名前こそ似ているものの、原因となるウイルスや症状などで様々な違いがあるのですが、予防接種の副作用や料金にも違いがあるのか、気になるところですよね。


そこで今回は、麻疹と風疹の予防接種について、副作用や料金に違いがあるのかどうかについて解説します。

発疹

そもそも「麻疹」と「風疹」って何?


病名は聞いたことがあっても、麻疹と風疹がどのような病気なのかピンと来ない方も多いと思うので、まずは麻疹と風疹の特徴を簡単にご紹介します。

麻疹(はしか)



【ウイルス】
麻疹ウイルス(パラミクソウイルス科モルビリウイルス属RNAウイルス)

【潜伏期間】
10~12日

【感染経路】
空気感染・飛沫感染・接触感染(飛沫感染が一番多い)

【症状】
38~40℃の発熱(3~4日発熱が続いた後に一旦下がりますが、再び熱が上がります)

鼻水
結膜炎
口腔内を含めた全身の発疹

【発症期間】
約2週間


風疹



【ウイルス】
風疹ウイルス(トガウイルス科ルビウイルス属RNAウイルス)

【潜伏期間】
14~21日

【感染経路】
空気感染・飛沫感染・接触感染(空気感染が一番多い)

【症状】
38℃以上の発熱が2~3日続く
リンパ節の腫れ
全身の発疹(顔周りから始まる)

【発症期間】
約3日間


麻疹・風疹の予防接種は3種類

赤ちゃん 予防接種
麻疹と風疹の予防接種は、それぞれのウイルスの毒性を弱めて作られた「生ワクチン」で、全部で3種類あります。


麻疹単独の予防接種と風疹単独の予防接種、そして麻疹・風疹混合(MRワクチン)の予防接種です。


今まで麻疹か風疹のいずれかに感染したことがある方は、感染していないほうの単独の予防接種を受けることができます。


一方で、麻疹と風疹どちらにも感染したことがない方の場合は両方の予防接種が必要になるので、基本的には混合のMRワクチンを打つことになります。


予防接種の副作用の違いは?


麻疹と風疹の予防接種を受けた後の副作用としては、次のような症状が現れることが分かっています。


麻疹



発熱
発疹
接種部位の赤みや腫れ
熱性けいれん
じんましん
脳炎
脳症
アナフィラキシー
急性血小板減少性紫斑病
亜急性硬化性全脳炎

など…


風疹



発熱
鼻水

下痢
嘔吐
接種部位の赤みや腫れ
リンパ節の腫れ
関節痛
食欲不振
頭痛
アナフィラキシー
急性血小板減少性紫斑病

など…



見ての通り、発熱・接種部位の赤みや腫れ・急性血小板減少性紫斑病といった共通する副作用も多いですが、副作用に微妙な違いがあります。


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麻疹・風疹混合(MRワクチン)の場合は?


ちなみに、麻疹・風疹混合の予防接種を受けた場合に現れる可能性のある副作用は、次の通りです。



発熱
発疹
接種部位の腫れや赤み
じんましん
リンパ節の腫れ
関節痛
けいれん
アナフィラキシー
血小板減少性紫斑病
脳炎

など…


料金の違いは?

入院
子供の場合は、1歳代と小学校入学前の1年間に予防接種を受ければ、「定期接種」となるため料金はかかりません。


ただ、大人の方が受ける場合など、定期接種の期間外に予防接種を受ける場合は料金を負担しなければなりません。


料金については、



麻疹・風疹単独の予防接種…4,000円~8,000円
麻疹・風疹混合の予防接種(MRワクチン)…8,000円~10,000円


となっています。


麻疹・風疹単独の予防接種では、それほど料金に大差はないようです。


自治体が負担してくれることも


麻疹・風疹の予防接種は全額自己負担ですが、中には予防接種にかかる費用を一部負担・または全額負担している自治体もあります。


麻疹や風疹の予防接種を受けたいとなった場合には、お住まいの自治体で費用の負担が実施されていないかどうかを確認してみてください。


効果が高い麻疹・風疹の予防接種


ここまで、麻疹と風疹の予防接種について、副作用や料金に違いがあるのかどうかについて解説させていただきました。


麻疹と風疹は、予防接種を受けて抗体を作っておけば、高い確率で感染を予防することができる病気です。


そして、予防接種を受けておくことで自分自身だけではなく周りの人たちを麻疹や風疹から守ることにも繋がるので、「私は抗体を持っているだろうか」と不安な方は予防接種を受けることを考えてみてください。


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